育樹園に植え込んであった夏エビネとサルメンエビネは、キウィを枯らすほ
どの春のきつい晩霜で真っ黒になり、以後何度もチェックしたが復活の気配
がなく枯れたと思い込んでいた。
苗は結構高価だったのに、残念だったなぁと。。。
蜂刺されで右手から腕迄腫れあがり逼塞していたが、ようやく癒えてきて
久しぶりの庭巡り。
草だらけの庭に目を走らせて、「あれ、何だろう?」

な、な、なんと、夏エビネの花ではないか。
花はもう枯れかけているがそれでも何とか、らしきものは見えている。
夏エビネは二株植えたけれど一株だけでも助かってよかったとその傍らを見
ると、りゃ、りゃ、りゃ、既に花は終わって花茎だけが残っている。
二株とも何とか助かったんだね!
数枚ずつ出ている葉も大きくて力強い。
チゴユリの群れをかき分けてみると、サルメンエビネの葉もずいぶん育って
いるのでまた吃驚。
どちらも気候に慣れていないせいか普通のエビネよりは弱そうだから、
春先の保護は必要だろうが、この調子なら来年はしっかりと花を見ることが
できそうだ。
そんなことを考えつつ立ち上がると首筋を触るものがあり「これはなんだ!?」
一瞬マジッと眺めてしまった。
ひょっとしてこれはピラミッドアジサイのミナヅキか。


ログハウス前のミナヅキに比べると場所に恵まれていないので姿は相当乱れ
ているが、どこからどう見てもこの花はミナヅキではないか。
挿し木床の中で成長してこんなに大きくなるまで気づかなかったなんて、な
んという不覚だろう。
挿し木床のアナベルの花柄を落としながら発見したのが、カリガネソウ。
確か20メートルほど離れた白花のシュウカイドウの傍にあったが、とうに
枯れてしまったはず。
どうしてこんなところに出てきたのだろう。

花に気づかなければ雑草として抜いてしまったに違いない。
そんな風にして消えてしまったものも数多いのではと、後悔の念が湧く。
育樹園の挿し木床の中だけでなく庭でも今年はお初のものにずい分出合った。
どこに何があるか分かったものではないとつくづく。。。
これはコゴミの胞子葉

面白い姿だ♪
清澄沢は開花したときが一番愛らしいと以前に書いたが、秋の姿もなかなか
捨てたものじゃないと初めて気づいた。

貶してごめんなさい!
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posted by けい at 07:04| 奈良 ☁|
Comment(2)
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2019年の庭
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