2009年03月03日

きのこ植菌(1)

じつは土曜日以来、身体がバリバリになっていた。
足腰重く肩痛く、でも頑固な二人は我慢比べのように、悲鳴をあげずに辛抱して
いたのである。
先に痛いといった方が負けとか、痛みが遅く出るほど身体的に老いているとか、
そういう問題ではなく単に意地っ張りなだけなのだが...。

これが我が家の裏山。
手を入れる時間がないので荒れている。
09kin02.jpg
この急斜面を上ったり降りたり、何度往復したことだろう。
道なき道を重い丸太を担いでだから、危険、きつい、恐い。
といっても頑張ったのはkiiさんで、私は軽めのものしか運んでいないのだが。

09kin01.jpg
暮れに伐採して葉枯らしにしてあったクヌギを、運び出したのである。
我が家の山にあったクヌギはこれが全部。
ホダ木が手に入るなら伐らなくてもよかったのだが、連絡を頂いたときにはすでに
伐採した後だった。
この搬出で「足腰重く肩痛く」になってしまったという訳。

伐採後の時間経過はこちらのほうが長い。
頃はよし・・・と、先にこの搬出分から植菌することになる。
09kin03.jpg
90センチの長さに玉切りしている。

規定の寸法通りに、ドリルで種駒にあわせたポンチ穴を開けていく。
09kin04.jpg
私はいい加減な性格を露呈して、テキトーな位置に穴を開けては注意とお小言を雨霰
と頂戴する。
嫌いな作業ではないが思いのほかきつく腰に来る。
意地と根性がなけりゃ投げ出したいところだ。

これがキノコの種駒。
09kin05.jpg

この作業は楽しくて手放したくないけれど、なにしろ数を打つもので、飽きてくる
きらいがある。
09kin07.jpg

まずはクヌギ45本、第一弾の生椎茸用植菌が完了。
09kin08.jpg
教科書どおりに仮伏せ中。4月中旬まで適度に湿らしながら菌の活着を待ち、
本伏せで山の中に移動させる。
この移動が一番の重労働かも...。
果たしてうまくいきますか?
活着よろしくと、手を合わせたい心境である。

今年植菌予定の種駒菌。
09kin06.jpg
すご〜く可愛く見えません??
上手くいくかどうかも判らないのに、夢見るは籠いっぱいのキノコの山。
気が早すぎるわね。
posted by けい at 16:54| 奈良 ☔| Comment(16) | TrackBack(0) | 田舎暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ウワァ!
これは大変ですね!しかし、お二人はまだお若いは!
こんな力仕事私は出来そうに無いですね。
でもきっと努力の甲斐あって・・
と言う日が来るのをお祈りしています。
(菌が上手く付くと良いですね。)
↓ご主人今日が御誕生日でしたか。
きっと御優しい(解かってますが)ご主人でしょう!
愛らしいお雛様の催し・・・ホッコリでしたね!
Posted by nao at 2009年03月03日 22:03
大変でしたね。
けいさんも、力持ちなのですね。
すごいワァ…。

植菌の様子、初めて見ました。
なんだかワクワクしますね。

ところで、しいたけの種駒菌って一袋いくら位するものなんでしょう?
植えてしまえば、きのこは水しかいらないですものね?

にょきにょき出てくる時が楽しみだなぁ…。
Posted by モモカナール at 2009年03月04日 01:17
おつかれさまでした。
私も椎茸菌を植えるのは手伝ったことありますよ。
でも丸太を運ぶのはじいちゃんが一人でやってたな〜。
力仕事ですものね。
椎茸、大好きなので、いただいたらすぐ食べてしまうけれど、作ってる人は大変なのよね。
おがくずの椎茸よりも、断然味がいいものね。
歯ごたえと。
Posted by ann at 2009年03月04日 06:59
椎茸ってこんなに手が掛かっていたのですね。
それも力仕事が・・・・。
栽培してみたいな〜と思ったことがありましたが
これでは到底無理ですね。

1個ずつ穴を開けて植え込んでいくのですね。
一箇所から1個ではなくて次々に出てくるのですか。

売っている椎茸もこんな手の込んだ栽培をしているのでしょうか。
椎茸だけでなくなめこも植えるのですね。
なめこが頭を出したら、可愛いでしょうね。

にょきにょき出てきた椎茸、どんなお料理になるのかな。
楽しみですね。
沢山収穫できますように。
Posted by sakko at 2009年03月04日 07:10
☆naoさん、おはようございます。

老骨に鞭打って・・・、ね。(笑)
機械仕掛けの人形みたいに、二人とも動きがギクギク
してました。
開拓当初の荒仕事を思えば楽なはずなのですが...。

キノコの山を夢見るには少々早すぎですが、夢でも
見ないことにはしんどいですものね。

kiiさん、誕生日だけ可愛らしいでしょ。(笑)
Posted by けい at 2009年03月04日 07:52
☆モモカナールさん、おはようございます。

よくやりますよね、私も...。(笑)
昔よりは力は弱くなっているけれど。
だって開拓当初は力仕事ばっかりだったもの。

キノコはイニシャルコストはそこそこ掛かるけれど、
うまく活着してくれたら儲けものというところです。
なにしろこの分野では超ど素人ですもの。
おまけにログ造り同様で一冊の本だけが頼りだしね。

キノコ料理があれこれ浮かぶけれど、肝心のキノコは
出てくれるかなぁ。
Posted by けい at 2009年03月04日 07:59
☆annさん、おはようございます

おがくずのきキノコとホダ木のキノコってどうして
あんなに美味しさが違うんでしょうねぇ。
不思議です。
これだけ手間が掛かるんだから、ホダ木栽培の
キノコが高価なのは納得するわ。

うちも力仕事は主にkiiさんがこなしているけれど、
それでもじっと見てるわけにはいかないので、微力ながら
エッチラオッチラ...。(笑)
平地ならまだいいのですが、道なき斜面はきつかったです。
Posted by けい at 2009年03月04日 08:06
☆sakkoさん、おはようございます。

おがくずの菌床栽培とホダ木栽培は、手間も味も相当に
違いますね。
売っているものは菌床栽培が多く、ホダ木のものはその旨
明記されているようです。それに、高価ですし...。
これだけ手間が掛かるのに、菌が活着するかどうかは
定かでないんですものね。
知り合いの人は二人、失敗したのか出てこなかったそうです。
それを聞いてからね、種駒に入れた元手が無為になるかどうか、
恐々としています。

奈良から搬入したホダ木は相当の重量があるので、どうなることか...。

なめこは昨春の植菌で秋に少し出始め、嬉しい思いをしましたが、
すご〜く美味しかったのでまた追加しました。

桜も早い予報ですね。
キノコに延々と掛かりそうですが、樹木の移植は待ってくれないし、
つらいところです。
Posted by けい at 2009年03月04日 08:16
こんばんは
しいたけだけでも3種類ですか?
いろいろ作れるのが自分で作る醍醐味ですね。
ただ歩くだけでもたいへんな急斜面をよくがんばれましたね。
子供のころホダ木運びも、シイタケ菌の植えこみも
手伝ったことがあります。
そのころはノミで穴をあけましたから、菌もくさび型でした。
大人と一緒に働けることが楽しかった
いい思いでだけが残っています。
成功をお祈りして成果がアップされる日を
たのしみにしています。
Posted by ねねまぁにゃ at 2009年03月04日 20:54
こんばんは

種駒用の穴を開ける時、私は薪の玉切り用のウマで作業します。
えっと、腰の高さより気持ち高い位の位置なので、腰の負担が少なくて済みます。
駒の打ち込みは、穴一列分に駒を立てたら、リズムをとって金槌で打ちます。適当な音楽をかけて(”鼻歌”でも可)、そのリズムで打っていると存外に飽きがこないんです。
丸太を運ぶのは、2m程のロープを輪にしたものを、丸太の片側に引っかけて、引きずってやると、これもかなり楽に運べます。専用の丸太鋏(トング)も売っていますが、まぁロープで十分です。\100均で売っている「荷締めバンド」も重宝しますよ。

うちの山小屋ですが、長野県の最南端、愛知県との県境を接する村にあります。海抜高度は1000mですが、真冬の平均最低気温は-15度ほどで、冷えこむと20度を越える事も珍しくありません。夏場の平均最高気温も25度と寒冷冷涼な気候です。
「ヒマラヤの青いケシ」がなんとか、夏越しできています。
Posted by 通りすがり at 2009年03月04日 23:54
☆ねねまぁにゃさん、おはようございます。

椎茸は二種類、後はなめこなどです。
椎茸も何種かあるので試してみたいけれど、何しろ素人ですから
無難な(気候に合った)二種にしました。
でも、椎茸だけで2500個もあるのよ。(笑)
活着しなかったらと思うと、恐怖だわ。
最近ね、失敗談ばかり聞くんですもの。

上手くいったら来春には、椎茸殿のご尊顔を拝めるかな。
Posted by けい at 2009年03月05日 06:57
☆通りすがりさん、おはようございます。

丁度いい具合の、頑丈な作業台兼用のウマを作ってあったんですよ。
奈良からクヌギを搬入した際に、あまり重いので、車から降ろす
仮置きに使ったら、重みのほうが勝って潰れてしまいました。
直径30センチのクヌギの重量は、杉と違って凄いものですね。

「雑菌が付くのを避けるために...。」と聞かされていましたので、
素人は忠実に担いで山から降りましたが、これが大変でした。
もう体験したくありません。

細いホダ木は我が家の山の分だけなのでウマなしでいきましたけど、
結構きつかったです。(笑)
駒打ちは時々飽きますけど、楽しいですよね。
好きな作業に入るかな、kiiさんと取り合いしてました。
うちはラジオがお供なんですよ♪

今年は暖冬で、マイナス10℃という日が無かったそうです。
今まででは最低気温がマイナス15℃でした。
日中の日向はさすが紀州山地で、真夏など30度は軽く越えますよ。
日がかげると急速に低下しますので、一日の温度差はかなりあります。
「青いケシ」にとっては最悪の環境ですね。
「ヒマラヤの青いケシ」
奥様が丹精していらしたのでしたよね?
羨ましい環境です。
Posted by けい at 2009年03月05日 07:24
こんばんは。
だんだん、「通りすがり」ぢゃ、無くなって来たなぁ。(笑)

>「雑菌が付くのを避けるために...。」と聞かされていましたので、
あまり神経質にならなくても良いですよ。伐採直後なら、樹自身に免疫みたいなものが有りますから。
うちの最初の埴菌なんて酷いものでした。なにせ六月に購入した薪用原木から、翌年の三月に良さそうなものを選抜して埴菌という、生産農家が聞いたら目を剥いて卒倒しそうなやり方でした。それでも活着して咋春に収穫出来ましたし。
それでも心配なら、元口側を持ち上げてやれば、泥にまみれた末口側を廃棄(又は薪にする)事で回避出来ます。

「青ケシ」ですが、なんの対策もせずに夏越し出来たのは最初の年だけでして、その後は毎年、対策を工夫して今に至っています。今年の六月で満六年になるのかな。
草の世話は妻の領域ですが、夏越し対策の立案と実行、データ取りは私がやっています。
Posted by 通りすがり at 2009年03月05日 23:54
☆通りすがりさん、おはようございます。

そうなんですか、もっと大胆でもいいでのしょうか?
何しろ初心者なものですから...。(笑)

>六月に購入した薪用原木から、翌年の三月に
え〜っ、それでも椎茸が出たのですか!?
驚き桃の木...です。
失敗している人の話を聞きますと、どうも伐採からの
時間経過が長いホダ木を、使用したのではないかと思われます。
10ヶ月経過後にホダ木として使えたということは、
凄いですよね。

まだ椎茸の植菌としては2割程度完了しただけですが、
これからが大変で少しばかりゾッとしてます。

「ヒマラヤの青いケシ」は花を愛するものにとっては垂涎もの。
苗も種でも、何度も夢破れてもう諦めました。
30℃を越える夏の日中は、湿度もかなりありますので越せません。
青いケシ、さぞ見事でしょうね♪
Posted by けい at 2009年03月06日 10:15
こんばんは。完全に「縁側にあがりこんで、お茶菓子よばれながら」状態ですね。(笑)

私も最初は「教科書通りに・・・」と考えたのですが、とてもじゃないけど、週末山暮らしでは管理出来ない内容に頭を抱えました。
で、まぁ開き直ったんですね。「素人には素人のやり方がある!」って。失敗したらしたで「失敗する方法」という経験を積めるので無駄では無いと。駄目なら駄目で薪にしちゃえば良いんだし。
ただ、今振り替えれば、相当にムボーなやりかただったとは思います。今なら絶対にやりませんね。でも「そんなに神経質にならなくて良いよ」と言う時の、裏付けとしてはインパクトあるかと。

ホダ化の失敗については、私もさほどの経験は無いのですが、薪に生えて来るキノコをみてきて、過湿・過乾燥と「原木の温度」だと考えています。原木の温度は割と管理しやすいのですが、湿度は使える土地が少ないのでいろいろ試すことが出来ないので、実証するのが難しいです。
Posted by 通りすがり at 2009年03月07日 00:24
☆通りすがりさん、おはようございます。

ずずいっと奥までどうぞ!!(笑)

週末田舎人の限界、ずっと感じてます。
週末に一気に作業を片付けないといけないから、気力体力の
限界までつい頑張ってしまいます。
山で一番したくないことなんですけどネ。

雨が欲しくない今週末、明日は天気が不安定そうですね。
シートを張って植菌はイヤだなぁ。楽しくないですもん。

植菌したキノコは敷地の一番奥の、湧き水の取水口近くに
移動させなければなりません
かなりの距離と高低差があるので、直径30センチのホダ木を
どうやって運ぶか頭を痛めています。
なんとか知恵を出してもらいましょう...。

植菌にお薦めのキノコってありますか??
来年の参考にしたいのですが。
昨年はなめこ・ひらたけ・ぶなはりたけを、今年はなめこ・
くりたけ・椎茸を植菌します。
もう一種植えたかったのですが、樹木の移植も待っているし
今年は諦めました。
Posted by けい at 2009年03月07日 07:10
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