2009年07月21日

それはないよ、カモシカ君

今回の野迫川日帰りの旅、一番のアクシデントがこれだった。

私が昼食の支度をしている間に、kiiさんは畑の様子を見に行った。
出て行ったと思ったら即、ログの傍らでkiiさんの大きな声がする。
「ガーー!!」
何事かと飛び出したら、目と鼻の先、1メートルほどのところにカモシカが
いたのだそうな...。
「まだ小さかったけれど、子どもかもね。逃げて行ったよ」
畑の柵やネットも倒されたりむしられたりしているらしく、このカモシカが
犯獣だった様子。

そして昼ご飯を済ませ、あれこれ急務を片付け、kiiさんは収穫と畑の柵
などの修理に、私は花の写真を撮りに...。
杉の枝に躓き、それがトタンの波板に当たって大きな音を立てた拍子に、
足元の一段下にある崩れた納屋から、飛び出したものがあるような気がした。

数年前の大雪の際につぶれた納屋は、まだ修理することが叶わず、そのまま
捨て置かれているのだが、はて確かに何かが動いたような気がすると、目を
凝らしたその先にいたのはなんとまぁ...。
kiiさんが昼前に出遭ったカモシカというのは、きっとこれに違いない。
逃げた筈なのに、いつの間に舞い戻っていたのか...。

カモシカくん
私とは3mも離れていない。

まだ幼獣のようで、あどけない表情できょとんと振り返る。
カモシカくん
このとぼけた顔つきは、悪さをしなければなんとも可愛く思えるのだが。

「ギャオゥッツ!」
この世のものとも思えない恐ろしげな声で威嚇するが逃げもせず、「なに
しますねん、ここは私んちですがな」とでもいうようにゆったりした態度。
足元の小石を放るとようやく逃げ出した。
おぃおぃ、アナベルの間を走り抜けるのはやめておくれよ!!
追いかけると、道路を渡り川の向こうへ。
逃げ足の遅い、少々鈍いと感じるようなこのとろさ加減は、幼いせいか。

何事かと走ってきたkiiさんと、顔を見合わせて思わず大笑いだったが、
飛び出てきた場所がどうも気になって二人で探索に行く。
カモシカくんの宿
小さな隙間の奥の暗い片隅には、先日切ったススキなどが持ち込まれ、
具合良く敷かれていて、どうもここを定宿にしているような。
先週はこんな様子はなかったから、この一週間の話だろう。

何箇所かに植え込んであるミョウガのうち、一番大きな畑が何度も食害され
て回復不能になっているが、これもきっとこのカモシカの仕業に違いない。
ギボウシもあちこち齧られ始めて、情けない姿になっている。

こんなのに棲みつかれたら、花も野菜もブルーベリーも全滅である。
待ち受けて脅そうにも、帰阪しなければならずでため息。
さて、困った。今頃は、いったいどうなっていることやら。


一昨年、雪の中を訪れたカモシカの大将は、網を破りブルーベリーにもたれ
掛かって倒しながら、若い芽をバリバリ齧っていたのだった。
一昨年訪れたカモシカ大将
こんな大きな図体になるまでの食糧補給庫にされたのでは、たまったもの
ではない。
防御の方法としては山羊を飼うことだとか、また犬もいいと聞くが、どちらに
しても住まないことにはどうにもならない...。
posted by けい at 14:50| 奈良 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
へええ〜〜〜カモシカはうちのへんにはいないかもなあ〜、聞いたことがないものね。
それとも、鹿の被害と聞くうちにはカモシカも入っているのかな。
けいさんの庭や畑には大変な被害かもしれないけど、も少しそのままにしときなよ、お譲ちゃんがやってきたらすんごく喜ぶんじゃない?
壊れた倉庫の中にカモシカの巣があるなんてさ〜。
ていうか、カモシカってそんな寝床作ったりするんだね〜。
住んでたらさすがにそこまではしないだろうけど、カモシカのほうが先住民だもんね、あっちも「あんたたち何よ」って思っているかも!
野生の王国だね。
Posted by ann at 2009年07月21日 15:19
Keiさん、さどかしへこまれたのでは、ないですか?
私の方では、鹿・猪・猿・狸・狐など、人が住んでいるところでも、出没します。
元々の住人たちにとっては、自分の庭と思っているのでしょう!
上記の先住民(動物)たちは、境界線(山と住宅)がはっきりあれば、なかなか入ってはきません。曖昧なときには、入ってきます。地元の方の防御の仕方も参考にされてはいかがでしょうか?
しかし、防げない外来種(特に、アライグマ)は、私のご近所でも、問題になっています。元々の原因は、間違いなく人間なのですから!
Posted by クッキーパパ at 2009年07月21日 15:40
☆annさん、こんにちは。

前門の鹿軍団、後門のカモシカなのよ。(笑)
裏山からこっそりやってくるのがカモシカでね、前から数頭で
堂々とやってくるのが鹿軍団です。
でもね、今回のようにログの周囲に堂々と出てくるのは
あまりないんですけどね。
物怖じしないというか、恐いもの知らずというか。

カモシカの子どもが来ていたといいましたらね、やっぱり
返ってきた言葉が「ワァッ、見たい、見たい!!」だったわ。(笑)
現実に目にすることってないですものね。
村の中でも、鹿は居るけれどカモシカはあまり出ないそうですし。

寝床ね、土もちゃんと均してあったわよ。
上手く作るものですね。

山羊を飼うと来ないそうですけど、山羊に植物をみんな食べられて
しまいそうだわ。
Posted by けい at 2009年07月21日 16:14
☆クッキーパパさん、こんにちは。

カモシカも保護されすぎたために増えすぎていて、被害がかなり
大きいそうですね。

>鹿・猪・猿・狸・狐
その中で猿がまだ来ていないだけマシかと、自らを慰めてます。
猿は相当にひどいそうですね。
アライグマもハクビシンもいるそうですよ。

動物たちも学習能力がありますから、食べごろになると訪問
してくれます。
決して山に食べ物がないからではなく、安易に手に入るなら
そのほうが楽だと考えるのは人も同じですよね。
大金をかけて万全の対策を講じても致し方ない様子で、
村の人たちも処置ナシの諦めの心境らしいです。
Posted by けい at 2009年07月21日 16:25
こんばんは
我が家周辺は猿の被害が甚大です。
カラスはトマトの皮だけ残し食っていくそうです。。
キューリもハクビシンが食べてしまうそうです。。。

鹿は末娘が帰ってきた際 クラリネットの練習をはじめると玄関先までやってきて首をかしげて聞き入っております♪
さすがに触れませんが、焦って逃げるふうでもなく「なんですか〜?」って感じです。
こうしている時も 表で鹿が鳴いてます

京都の実家がまだ周辺に畑が多かった頃は お百姓さんがカーバイトで脅していた記憶がありますよ♪
Posted by Nao at 2009年07月21日 19:27
こんばんは
けいさんごめんなさい。
とても他人事で失礼なことを書くので
先にあやまっておきます。
羨ましい かわいいです。
こんな子と暮らしてみたいです。
この子のためならせっせと食糧作りに
励めそうです。
おやカモシカも立派ですね。
寝床を自分で作るなんて
なんて素敵なんでしょう。
遠くにいるまぁにゃには夢の世界です。
ヤギもいいですね。
けいさんなら山羊のチーズなど
手作りしてしまいそうですね。
冬の食料はモミガラを下さる
農家さんに藁とぬかをお願いして
春から秋は草がたくさんあるでは
ありませんか。
つがいで飼えば春には可愛い子ヤギが
生まれますよ。
とても人なつっこい子たちです。
増えてしまったらどうするのでしょうか
今も引き取ってくれるところが
あるのでしょうか
現実には問題がたくさんありそうですね。
他人事だと勝手なことが言えますね。
やっぱりごめんなさいですね。
でも生カモシカさんにはあってみたいな〜
Posted by ねねまぁにゃ at 2009年07月21日 21:43
他人事では有りません。
けいさんの気持ち、わかります。

そうですね〜
我家の犯獣のアライグマも案外近くにねぐらを持っているのでしょうね。

カモシカはまだ子供ですね。
ねぐらを作っているのはこの子カモシカですか。
それとも見つかっていない親カモシカが
夜な夜な、やってきているのでしょうか

門前には鹿、門後にはカモシカ・・・
そして天空からはカラスが・・・
スズメバチもいるし・・・

困りましたね〜。

どうか全部食べないで「けいさんの分」は残してね。
Xxxxxxxxxxxxxxxxxxxな気持ちですが、

カモシカ、可愛い顔をしていますね。
共存の方法は無いのでしょうか。
カモシカを飼う??
だめでしょうね。
Posted by sakko at 2009年07月22日 06:27
☆Naoさん、おはようございます。

猿、カラス、ハクビシン...。
下からも上からも大騒動ですね。
うちの辺りは、カラスはまださほどの悪さをしていないようですし、
猿は周辺まで来ているようですが、まだ目をつけられるまでには
至っていないようでそれだけは安心です。
猿も一軒だけ襲ってもメリットがないと判っているのかな。
でも、時間の問題かなと恐々としています。

あの妖しの館の前で聴き入っている鹿を想像すると、楽しいわね♪
ひょっとしたら、獣たちが夜な夜な浮かれて踊っていたりして。(笑)
Posted by けい at 2009年07月22日 07:13
☆ねねまぁにゃさん、おはようございます。

判るわ、その気持ちは...。
憎めない、可愛い表情をしているものね。(笑)
ねねまぁにゃさんは優しいから、セッセと畑作りをして
きっと彼らに開放するんだろうなぁ
食べつくされたミョウガを見ながら、歯軋りなんてしないと思う。

「ヤギは気が荒いからカモシカなんて平気で向っていく」
だから山羊を飼うべしと教えてくださっ村の人が居るのですが、
山羊を飼うのはねぇ...。
後が大変です。
せいぜい犬どまりでしょうか。

下の孫はもうすぐ5歳になるのですが、七夕の願い事がね、
「犬が飼えますように!!」だったそうですよ。
私たちが山に住みつくようになれば、叶えられるのにね。
Posted by けい at 2009年07月22日 07:25
☆sakkoさん、おはようございます。

このカモシカの子ども、どうも一頭しかいなかったように思います。
寝床の入り口は小さいですし、中もこじんまりしているようでした。
はぐれたのか、独り立ちさせられたのか、それにしても幼い顔を
しているでしょう?
あどけない表情にはつい笑ってしまって...。

カモシカは餌を貰ってしまうと、自然には帰ることができなくなると
聞きました。
あんなに大きくなっても飼うなんてね。
それはできませんから、もしまだ居るようでしたら(その可能性が
大きいです)速やかにお引取り願うことになるでしょうね。
Posted by けい at 2009年07月22日 07:33
 自分の住む靜岡県東部地方の裾野・三島・沼津・長泉にサル:猿の騒動でニュースでも騒がれてますね?軽傷だがケガ人が70人を超えたとか?ま〜ったく役人どもの連中ときたら、たるんでますね?もう6月に目撃され、「野生猿危機管理対策本部」を設置したとかで無駄な税金使ってます。この際、自分が行ってとっ捕まえたろか?と思いつつ、サルにかまれ被害にあった写真等々を貼ってみました。まだまだ残暑は続きますので体調を良くし:睡眠不足や風邪気味には外出注意にまめに水分を取って行きましょうね。(*^_^*)トラックバックをさせて戴きとう思っております。<m(__)m>
Posted by 智太郎 at 2010年09月07日 21:07
☆智太郎さん、おはようございます。

獣害、ほんとうに各地で酷くなってますね。
猿はあくどい悪さをすると聞きましたが、怪我人が多数出ているのであれば
もっと真剣に取り組まなきゃならないですよね。
そんなところでもやっぱり「お役所仕事」なのは、かないません。

うちはまだ猿は来ていませんが、近くでは噂があります。
今は、カモシカ、鹿、猪、熊が問題になってます。
山に住むものにとっては永遠の課題ですよね。
Posted by けい at 2010年09月08日 06:17
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