2011年07月12日

最近読んでいる本

6月27日付けの朝日新聞朝刊の一面トップの記事を読んで頷かれた方も多いだろう。
「電力権益 政争の愚」サブタイトルに「自然エネ普及 阻む」

相変わらずごたごた続きで一向に進展しない福島の様子に、離れた場所からでも憤り
を感じるのに、地元の方たちの思いはいかばかりかと察するに余りある。

最近何度も読み直している本。
最近読んでいる本1
私たちは友人の小林圭二氏の話と、その著した本を読んで原子力の恐さに
目覚めたのだった。
それまでにもそういう意識は持っていたけれど、まだまだ薄かった。
だから、彼の話を幾度も聞かせてもらった、そのときの衝撃と恐怖は表現
できないほど。
次世代、次々世代のそのまた遥か先まで、負の遺産を背負わせることは出来
ないと強く感じたのだった。


最近読んでいる本2
6月1日付けの朝日新聞朝刊に掲載されていた記事。
チェルノブイリの事故から25年を経過しても、今なおセシウムの被害で英国の
ヒツジが出荷規制を受けているという現実。
高木仁三郎著の「チェルノブイリ原発事故」は、まるで福島を目の当たりにして
いるような戦慄を覚える。

「行為の意味」は宮澤 章二氏の詩集。震災後にTVなどでよく流れていた。

“こころ”はだれにも見えない
けれど“こころづかい”は見えるのだ

“思い”は見えない
けれど“思いやり”はだれにでも見える

放送、或いは掲載されていたこの文章は抜粋。
前後をきちんと読むことによって、心に入り込むものが違う。
この詩集は本当に素晴らしい。
やさしさと勇気に満ち溢れている。



最近読んでいる本3
我々一般人にも判りやすく説明されているのが小出 裕章著の「原発のウソ」
専門的な文言が多い原発関連書の中では、ストンと理解できるような気がする。

知らされなかった事柄の何と多かったことか、そして無知だった私たちにも
大きな責任がある。
もっと知らなければいけない・・・誰もがそう強く感じているに違いない。
posted by けい at 20:20| 奈良 ☔| Comment(8) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当に、無知は恥なりというか、危機的状況ですね。
私は今まで知らないことが多かったです。
「原発のうそ」今話題になっていますね。
読んでみようかなと思っている本です。
甚大な被害をも予測できたであろう原発の開発に
私たちは、良い事や恩恵に目隠しされて、ある意味
だまされてきたのかも知れませんね。

何がどうなって、良いのか悪いのか、
現実や、事実をしっかりと見る事を
改めて考えさせられます。

経済を立て直すことも大事なんでしょうが
献金や兄弟会社への恩恵などなど
原発で利害をむさぼっている現実

海外では結構敏感になっているというのに
私たちも山本太郎みたいにはなれなくても
現実を見て考えることが大事なんですね。

Posted by Fiora at 2011年07月13日 12:42
日本はニ度も原爆の悲劇に会い核の恐ろしさを
一番知っている国だったはずなんですが。
私も原発には随分と反対していたのに効率だとか
国の発展に不可欠だとかの理由で強引に進める
国の政策に押し通されてしまった。
宮城県の女川町では町を2分する議論だったのに
1基が出来てしまうと「毒食らわば…」と言わん
ばかりに2基3基と作られてしまいました。
今回の震災では無事なようでしたが設計の段階では
もっと海岸近くに設置の予定だったのを原発設計者が
強引に山側に持っていったからだと聞きました。
福島の原発は研究者の意見を無視した結果です。
これが効率優先の結果ですね。
脱原発を「現実的ではない」と思考を停止した首長が
未だに公言しています。
まだ懲りないのか!?電力会社の嘘をまだ信じるのか?
…あの日から心に重くのしかかる問題です。




Posted by ゼンチ at 2011年07月13日 14:46
そうですか、小林圭二さんとお知り合いだったのですね
熊取六人衆のドキュメントを観ました
3・11から少し経っていました
感動して小出先生のことをもっと知りたくなり 小出裕章非公式まとめのブログを知りました

でも、小林圭二さんのことは調べずにいました
ウィキを見たら色々書かれていますので 小林さんのご著書も読ませていただきます
先ずはどの本を読めばいいでしょうか?

Posted by yuuko at 2011年07月13日 20:57
☆ Fioraさん、おはようございます。

「原発のうそ」はお薦めですよ!
原発関連事項は勿論ですが、3.11以降の説明も丁寧で判りやすく
必見です。
多少の意識は持っていたつもりですが、知らなかったことが
多いのに吃驚しています。
ガツンガツンと、読みながら何度頭を打ったかわかりません。

電気エネルギーを使いたくないから、極力避ける方向で山の家造りも
進めてきたのですが、もっと声高に反対するべきだったと。。。
Posted by けい at 2011年07月14日 06:34
☆ゼンチさん、こんばんは。

朝、コメントを書きかけたのですが出勤時間になり。。。
すみません。原発の問題は重過ぎます。

ゼンチさんは女川原発との関わりが深いのですものね。
思いもひとしおだと思います。
言いたいことも胸にどっさり溜まっていることだろうと
それがつらくて哀しいです。

国の政策にはずっと疑問を感じていましたし、流されまい
として、私たちはできるだけ電力拒否の家造りを心がけて
きたのですが、それでもつくづく甘かったと思います。
私たちの声など何の役にも立たなかったにしても、もう少し
声高に言うべきではなかったのかと。。。
「原発のうそ」を読みながら、慙愧に耐えません。
Posted by けい at 2011年07月14日 20:14
☆ yuuko さん、こんばんは。

「熊取六人衆」などという言葉が登場するとは。。。
yuuko さん、本格的ですね♪
圭二さんとは、原子力のこともそうですが、昔語りや森の話など幅広い
話題がいろいろ、心の通い合ういいお付き合いなんです。
とてもいいご夫婦でね。。。
お互いに多忙で、最近はゆっくり酒を酌み交わすときがありませんが、
久しぶりに会っても時間のズレを感じたことがありません。

私も六人衆の中では小出さんのお名前しか知らなくて。
いろいろもっと知らなくてはいけないと思っています。

圭二さんは単独での著書はご紹介した二冊しか知らないのですが、共著は
多数あるようですね。
熊谷榧さんの「ブナ林からの贈りもの」に登場する圭二さんも、とても
素敵なんですよ。
Posted by けい at 2011年07月14日 20:30
「ブナ林からの贈り物」ですか!

早速検索したらありました
熊谷榧さんのお父さま素敵な方なのですね
タイトルからして読んでみたくなって アマゾンで注文しました
中古本なんですけど・・・

教えてくださってありがとう!
Posted by yuuko at 2011年07月15日 07:15
☆yuukoさん、こんばんは。

「圭二さんは学者馬鹿でないところが一番好きです」
とは連れ合い殿のコメント。
「ブナ林からの贈り物」にはそんな圭二さんが登場しています。

原子力のことを熱く語る圭二さんは見知った姿ですが、酒を酌み交わしながら
木々のことや人生を語り合い、私たちにはそんな彼の姿が一番身近です。
生まれ育った大連のこと、懐かしい大連で娘達が篭を手にアカシアの花を
摘み、微かな甘味が嬉しかったお話、それで圭二さんの所にも我が山庭にも
アカシアがあるんですよ。

ドラム缶風呂に入りながらビールを呑んでいた彼や、綾戸智恵さんの歌声に
耳を傾けていたご夫婦の姿や。。。
あの心穏やかな日々を再び迎えられることを心から願っています。
Posted by けい at 2011年07月15日 21:07
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