2014年12月27日

富田林・寺内町探訪(2)旧杉山家住宅

寺内町といえば美しい町並みと旧杉山家住宅、そう記憶してから何年経った
ことだろう。
旧杉山家住宅もようやく訪れることができた。
旧杉山家住宅へ

旧杉山家住宅は昭和58年に国の重要文化財に指定され、富田林市が維持・管理
している。

外観
旧杉山家住宅外観1 旧杉山家住宅外観2
(帰りに全体の外観を撮ろうと思いつつ、失念してしまった。)

旧杉山家住宅1

旧杉山家住宅2

旧杉山家住宅3

旧杉山家住宅4

旧杉山家住宅7

旧杉山家住宅8

旧杉山家住宅6
富田林一の豪商と唄われた杉山家の住まいは、どこも流石の設え。

旧杉山家住宅9

障子が少しだけ開いた部屋では、お小さい方々が茶道のお稽古中だった。
soto01.jpg

奥の外回りも整っていて気持ちがいい。
soto03.jpg soto04.jpg


kura01.jpg
杉山家は明治時代の明星派女流歌人・石上露子(本名 杉山タカ)の生家だそうで、
その愛用の品や書簡が展示され、また略歴なども記されていて心惹かれるものが
あり、寒さを忘れて暫し佇む。
石上露子愛用品
石上露子は明星では五人の才女の一人として数えられ、またその美貌をして白菊
に例えられたのだとか。

先日堺市立文化館のアルフォンス・ミュシャ館に行った折、与謝野晶子文芸館も
訪ねたのだが、ミュシャと明星の繋がりにばかり気が向き、石上露子や杉山家との
関連などまったく知らないままだった。
もの知らずは損なことだとつくづく思う。。。

寺内町というのは寺院の境内に発展した町で、それが門前町との違いとか。
40件ほどあるという町家は7軒しか巡ることができていず、寺院も
興正寺別院を、それも門が閉まっていたので表から拝観しただけ。
tera01.jpg

‘総括’
寒いの痛いのと厭言を言いながら、、、
「行ってよかった寺内町、再び行きたい寺内町」

寺内町の町並みは「日本の道100選」にも選ばれている。
日本の道100選
今度は少し暖かい時期に、地図を貰って歩こうと思う。
年末のただでさえ気ぜわしいときに、落ち着いて散策などする気持ちには
なかなか成れないものだ。

石上露子の詩や歌は勿論だがその波乱に満ちた生き方も知りたくなり、図書館で
本を探してきた。
石上露子・寺内町
年始休暇にはこれらに没頭しそうだ。

ところで、乃南アサ氏の「行きつ戻りつ」に登場する地域は寺内町を含めて
12か所。
それらを巡る旅も楽しいだろうなぁ。

近くて遠かった寺内町、私にはもうひとつそんな場所がある。
比較的近いのになかなか機会に恵まれず行けなかったのが近江八幡
ヴォーリズの建築を訪ねる旅をしてみたい、というのが長年の夢なのである。
山の家に完全移住するまでには必ず実現したいものだ。

posted by けい at 18:00| 奈良 ☀| Comment(4) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
けいさんこんばんは。

豪商の家とはいえ、竈といい濡れ縁といいテカテカに磨かれて・・物というのはちゃんと使えば結果がついてくるんだな・・と思いました。 

窓の格子といい・・興味津々ですね。 

明治・大正期の外国人建築家設計の建物はいくつか見ましたが、思うにその当時の日本の大工さんの質がいかに高かったかがわかりますよね。 
北海道の昔の家ってその当時の洋館を参考にして建ててたんじゃないのかなっていうのがけっこうあって、野幌の北海道開拓の村あたりはたくさんの和洋折衷の建物がありますし・・

ただ・・完全移住と近江八幡のヴォーリズの建築との関係が・・まだよく理解できてないところがありますが・・。
Posted by あいやばば at 2014年12月28日 21:54
☆あいやばばさん、おはようございます。

寺内町の豪商の家は桁が違い、広さといい設えといい
圧倒されました。
大切に手入れされれば持つものなんですよね。
だいたいが現在の日本の家に関する感覚は、完成した時が
一番美しくて後の手入れを怠るということが多いような。。。

明治・大正期の建物は雰囲気があって大好きです。
昔は頻繁に見に出かけたものですが、山の家に掛かるように
なってからは全然。。。

ヴォーリズの建築は知人が専門研究家ですので、以前から
大阪、神戸は数か所見に行っているのですが、それ以外は
ちょっとドライブがてらという訳にはいかなくて。
ヴォーリズ=メンソレータム=近江兄弟社=近江八幡
関連本はそこそこ抱えているので、写真を眺めながら
憧れを募らせてきた次第。

山に完全移住してしまうと大阪からでさえ行きにくかった
近江八幡が、ますます遠い場所になってしまいますので、
早めにと思ってます。
Posted by けい at 2014年12月29日 07:13
空襲にあわず、無事に立派な建物が残ったのですね。
その後、高度経済成長期に景観が変わらなかったのは
一軒一軒の敷地がムチャクチャ広かったからでしょうか?
写真では、塀の長〜い長〜いお宅が多いような。
杉山家は、3つも並んだおくどさんが、奉公人の多さを物語りますね。
おくどさんが黒いのは、何かで塗り固めてあるんでしょうか?
初めて見ます。こういうの。
この時期の、日本家屋で、しかもこの広さだと、写真からも部屋の寒さが伝わって来ますが
気候の良い時なら、きっとお客さんでいっぱいでしょうね。
静かにマイペースでゆっくり見学できて、堪能されたでしょうね。

明日はもう大晦日。
お正月は、野迫川で、ですか?
どうぞよいお正月をお過ごしくださいね。
来年も、どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by ちほあるいははるの at 2014年12月30日 16:07
☆ちほあるいははるのさん、こんばんは。

杉山家のおくどさん、黒漆喰だと思うのですが、丁寧な仕事が
光ってました。
大舞台のバックや襖絵も本当に見事でした。

こんなふうに町並みを保つということは各家が並々ならぬ努力
をされているのでしょうね。
拝見させていただけるのが幸せです。
今度は気候のよいときにゆっくり訪ねようと思っています。

山は先ほどから雨が降りだしました。
雪になるかもというぐらいに冷え込んできました。
山に居ると、大晦日の喧騒とは縁がなくてとても静かです。

こちらこそ、いろいろありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!!
Posted by けい at 2014年12月31日 18:30
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック