2018年12月15日

卜伝君、ありがとう、そしてさようなら!

ログハウス前の庭で大場を占めていた灯油窯を、解体撤去してもらうことに
なった。

ブルーシートを掛けたままの窯を目にするたびに、後ろめたい気持ちがこみ
上げて、何とかしなくてはとは思っていた。
長い間火も入れていない窯はもう使えないだろうし、部品も完全かどうか定
かではないし、粘土だってずっと放置したままだし、、、

焼き物への意欲はあるものの身体がついてこなくなって暫し、使えるかどう
か判らない灯油窯を残されても、処分しなければならない娘には迷惑だろう
なぁと、今回思い切ることにしたのだ。

ログ内で一番大きな顔をしている蔵書は、古書店が引取りに来てくれるとも
聞くし、ざっと一万冊ほどはあるのだから無碍にはされないだろうが、それ
以外の重荷になるものは一つずつ外していかなくては、処分する側は難儀す
るだろう。
これも終活の一環かな。

威勢のいいお兄さん二人。
解体作業1
「もうこんな馬力は出ないよね」と、話しながら見守る二人である。

解体作業2

耐火煉瓦の壊れてしまったものは、台風でまた何か所かえぐれてしまった
敷地内通路の穴ぼこに敷こう。
壊れていないものは石窯に役立てよう。
石窯用の煉瓦は既に用意してあるのだが、その補修などの際にはこれらも使
えるから濡れない場所に保管しておこう。
解体作業3

すっきりしたログハウス前の庭だが、、、少しだけ寂しい。
解体作業4

ところで、電動ろくろや道具類はどうするの??
ウ〜〜ン、暫くは置いておこうかな。

自動カンナは使うことがあるが超仕上げカンナまでは使うこともなく、それ
も一緒に持ち帰ってもらった。
テラスがスッキリして広くなり、バーベキューの時には動きやすくなったの
が嬉しい。


「他に何かありますか?」と訊かれて、「動かせなくなっているユンボが」
などと話していたらしく、いつの間にか話がまとまり「手放すことにするよ」
と告げられた私は仰天した。
中古のユンボは卜伝君と名付けられ、この地の開拓の歴史を語るには外せな
い。
入り口までびっしり生えていた杉を伐り、それを運び積み上げ根を掘り、そ
の作業に丸三年掛ったが、相棒としての卜伝君の活躍は今でも目に浮かぶ。
バッテリーも弱り、根を起こすこともなくなった卜伝君は静かに朽ちるのを
待っていたのだが。。。
「クレマチスなどを絡ませて野迫川倶楽部の記念碑にしよう」と話していた
のではなかった??」
「でも、このまま朽ちていくよりも、生かせる道があるのなら彼のためには
そのほうがいいのではないか?」というkiiさん。
そして、、、卜伝君がこの地を去り、第三の人生(いや人ではないから重機
生か)に旅立つ日が来た。

さよなら、卜伝君1

さよなら、卜伝君2

なよなら。卜伝君3

さよなら、卜伝君4


現在からは、昔を想像できないほどに、入り口までびっしりと杉が生えてい
る鬱蒼とした土地だった。
開拓史から1

卜伝君がいなければ今の姿は無かった。。。
開拓史から2

苦楽を共にしてきた同志との思いがあったから、別れの時には涙が止まらな
かった。

さようなら、卜伝君。今までほんとうに有難う!!


野迫川倶楽部の開拓史の簡単な道筋は下記URLに。
http://nosegawaclub.sakuraweb.com/kaitakusi.htm


今回、ホームページの「夢の轍 開拓の軌跡」を辿っていて吃驚した。
文字化けして読めないページが有る。
どうにかしなくてはいけないが、、、
昔の記録を引きずり出して、きちんとしておかなければと思う。


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posted by けい at 07:08| 奈良 ☁| Comment(6) | 田舎暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
終活ですか。
すっきり片付いたのはいいけれど
ちょっと寂しいけいさんの気持ちわかります。
野迫川のお家には色々な物が有ったのですね。
私の想像できない広さなんでしょうね。
あのユンボのト伝君がどこに居たのかな?
これはkiiさんが動かしていたのですね。
二人の相棒だったのですね。
さよなら、涙がこぼれますね。
でもよく思いきりましたね
私は何も片付けられずにいます。困ったなです
Posted by sakko at 2018年12月15日 19:21
開拓の記録、読ませていただきました。私の場合、そこまで大掛かりではありませんが、それでも共通するような思いでもあり、一朝一夕にはできなかった長い道のりの結果が、今あるんだと、感慨深く感じた次第です。
ユンボ、手放されたのですね。きっと大活躍してくれた相棒であったはずだと、寂しさもひとしおだと思います。
私も初期の頃は、よくユンボを使用しましたが、レンタルでした。自前であれば、どれだけ便利だろうと考えもしましたが、そこまでの余裕がなくて〜(笑)
色々な思い出ぶかいものも、時と共に朽ちてゆくのも仕方ないのかもしれませんね。私も将来の事考えたら、不安も感じています。山の維持も大変ですもんね。
終活にはまだ早いとは思うのですが、できることから、少しづつは心がける必要はありますね。
Posted by つばきやま at 2018年12月15日 21:35
☆sakkoさん、おはようございます。

見回すと、終活しなければならないものは家の中ばかりではないのですよね。
こんなものを残されても困るだろうなぁ、趣味も生き方も違うのだから。
そんなものが敷地の中にいろいろあるのです^^;
機会があったのでこの際思い切ることにしました。
でも、、、電動ろくろや手回しろくろまでは手放せませんでした。

>私の想像できない広さなんでしょうね。
そんなことないですよ〜
しかも、半分は荒れたまま放置されてますし、、、
来年は花の時期に野迫川までお出かけになりませんか??

ト伝君がいなくなった跡はぽっかり空いて、寂しいですね。
操縦するkiiさんは全くの素人でしたが、卜伝君はほんとうに
よき仲間でした。
荒仕事によく耐えてくれました。

ログの外は勿論ですが、ログの中も整理しなくてはいけないものが
たくさんあって、本や食器類など何とかしなくては。。。
Posted by けい at 2018年12月16日 07:35
☆つばきやまさん、おはようごいざいます。

ユンボはレンタルでいければそのほうがよかったのですが、うちの場合は
その都度往復二時間かけて運ばなければならず、かなり長期間にわたる
ことが想定できましたので買い入れました。
結局、ある程度切り開くまでに三年も掛ったのですが。。。

卜伝君は信頼できる同志でした。
荒仕事が続くとストを起こしてくれましたが、素人ながらkiiさんの
メンテナンス能力も次第に上がっていきまして。。。
相棒が居なくなった空間を目にするたびに、寂しさが募ります。

終活、、、
本や食器類と異なり、大物は思い切らなくてはいけないとつくづく。
卜伝君との別れもそうですが、灯油窯や自動超仕上げカンナなど、キリ
をつけられてよかったのだと思っています。


Posted by けい at 2018年12月16日 07:49
けいさんこんにちは。

野迫川倶楽部に興味を抱いて、夢の轍や他のHPを読んだのは何年前になるでしょうか?

あらためて自然林風の今の庭は作られた庭だったんだな・・と感心しました。 20余年の歳月ってこうも変えるんですね。

我が家の庭もまだ希望が持てます。


ところで・・卜伝君の命名のいきさつが知りたいです。
Posted by あいやばば at 2018年12月16日 11:14
☆あいやばばさん、おはようございます。

今回以前の記録を見直して吃驚しましたが、文字化けしていて
まったく読めないところがあります。
???になっていますが、さてどうしたものか。。。
CDに記録してあったと思うのですが、探すのが大層です。

卜伝君、、、
昔々、塚原卜伝という剣豪が居ましたでしょ。

Wikipediaによると、
「幾度も真剣勝負に臨みつつ一度も刀傷を受けなかった」などの伝説に
より後世に剣聖と謳われ、好んで講談の題材とされ、広く知られた。
とあります。
若い頃の宮本武蔵が卜伝の食事中に勝負を挑んで斬り込み、卜伝がとっさ
に囲炉裏の鍋の蓋を盾にして武蔵の刀を受け止めたとする逸話がよく知ら
れていますがこれはありえないことだそうで、武蔵が生まれるよりも前に
卜伝は死去していたそうです。

老いても強かった塚原卜伝の姿に、kiiさんは老いて強く生き生きと
していたユンボ重ね、深い愛情を抱き卜伝君と名付けたのだと思います。

機器には名前を付けたことなどないのですが、卜伝君だけは例外でした。

ぽっかり空いた場所を目にするたびに、寂しさがこみあげます。
Posted by けい at 2018年12月17日 08:57
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