以前に何株も植え込んだが、うまく育たなかったものの一つにオオナルコユリ
がある。
オオナルコユリは貴重な山菜だそうだが、ミヤマナルコユリや斑入りアマドコ
ロと異なり気難しいのかもと諦めていた。
育樹園の草抜きをしながら発見したのがこれ。
土手にポツンと一本、「やぁやぁ、お久しぶりのオオナルコユリさん!!」

それにしても、どうしてこんなところに??
花はほとんど終わっていたが、一輪だけが残っていた。

1メートルほど離れて、もう一本発見。
こちらはまだ小振りだ。

この土手が住みやすいのかしらね。
獣害ですっかり消えてしまったはずのハスノハイチゴも、この土手で復活し
ていた。
「しかし、こんなに棘のきついものを鹿やカモシカは食べるんだから、呆れ
るよね」
「そりゃぁ、このぐらいの棘は問題なしだと思うよ。何しろハトヤバラや
ナニワノイバラをバキバキ齧る猛者たちだもの」

フリー百科事典ウィキペディアで「ハスノハイチゴ」を検索して驚いた。
「日本では本州(長野県西部および愛知県、福井県以西)、四国、九州に
分布。希少であり、宮崎県では準絶滅危惧種、山口県では絶滅危惧II類に
含まれる」とある。
長い形状の面白い実をつけたことは朧に覚えている。
イチゴと名付けられてはいるけれど食べられるのだろうか?
オオナルコユリやハスノハイチゴだけではなく、植物たちの気まぐれには振り
回されるが、長い年月をかけて自分に一番合う場所を探そうとするその努力
には頭が下がる。
雨の止み間に山椒の実を摘む。
今年は収量が少ない。

ミョウガの葉っぱに見つけた虫の擬態。これ、ナナフシでしたっけ?

ほんと、上手だね!!
裏山際で見つけたキイチゴ。
キイチゴは棘が痛いので、防獣ネット内では見つけたら切るからあまり実を
見たことはない。

美味しいのだろうか??
一昨年の夏に熱中症で救急搬送されて以来、裏山の手入れを怠っていたのだが、
その間に蔓延ってしまったのがこれ。

エイリアンのようにスルスルと防獣ネットの内側にまで入り込み、いつの
間にか地面を覆っている。
厄介な代物で、頭が痛い。
これ、何でしょうか、ご存知でしたら教えてくださいね。
図鑑で調べてみなくては。。。
防獣ネット内という言葉に首を傾げられている向きもあると思うので簡単に
説明すると、裏山を除く敷地のぐるり約250メートルに高さ2メートルの
ネットを張り巡らせ、人間はその中で暮らしているのだ。
まるで檻の中にいるようなものだと笑う人もいるが、獣害対策としてやむを
得ない処置。
彼らはそれでも脆弱な部分を探しては侵入を試みるから、安心はできない。
防獣ネットの管理もいつまでできることやら。。。。
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posted by けい at 05:46| 奈良 |
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山菜・野草・きのこ
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