2009年06月09日

キセキレイのその後

前回帰阪するときはまだ卵を抱いていたけれど、もうそろそろ雛に孵っているよね。
こっそりLKの小屋裏からガラス越しに覗く。
「卵がそのままだったよ」「親は?」「親も居なかった。また、食事中かなぁ。
それにしても、ちょっと孵るのに時間が掛かりすぎではない?」

見られたら恐がるだろうと思い、身を隠しながら夕方また覗きに行く。
おかしい...。
同じ状態なのだ。
結局、野迫川に居た間中、あのつぶらな瞳の美人の奥さんは帰ってこなかった。
6月8日の巣の様子

なにがあったのだろう?
危難に遭遇して、巣に帰ることができなかったのか...。
自然界には往々にしてあることなのだろうが、残された五個の卵が、孵ることが
ないままで放置されているのが痛ましい。
シラカバに止まって時折鳴いているのは、一羽のキセキレイ。
妻と子を思って哀しいと鳴くのだろうか。

おいおい、父さん、母さんに万が一のことがあれば、そこはあんたの出番で
しょうが...。
キリリ、キリリと鳴いているばかりでどうするのよ!!
情けないったらありゃしない、しっかりしなよ!!
ラベル:キセキレイ
posted by けい at 20:00| 奈良 | Comment(4) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月28日

鳥たち

ヤマガラの雛たちは無事巣立ちを終えた。(と思う)
束の間はヒッソリとした庭だったけれど、待っていたかのようにウグイスやホオジロの
姿が目立ってきた。
彼らの巣作りも始まっているのか、盛んに飛びまわっている。

ヤマガラの巣箱を見てみる。
巣立ち後のヤマガラの巣5月25日
ヤマガラは清潔な鳥だそうで、雛の糞などは孵化後すぐのものは食べて処理し、
5〜6日め以降は巣から離れた場所まで運んで捨てるのだそうな。
巣の中はまったく汚れていず、綺麗なものだった。

今本を見ていて気付いたけれど、鳥の産卵は一度だけではないらしい。
繁殖に成功したつがいの一部は、二回目の産卵に入るものがあり、その時期は
一回目の巣立ちから一週間から10日後だそうな。
同じところに産卵するのか、それとも別の巣を作るのか。
この巣も一応元の場所に戻しておこう。
甘い??
恐い思いもしたから、二度とこの巣には戻ってこないかもね。

キセキレイはというと、様子を見に上がったkiiさんが悲痛な声で告げる。
「もぬけの殻で居なかったよ」
「まだ孵化する時間経過じゃないから、イタチか蛇にやられたのかもね」

二人ともガッカリして落ち込んでいたけれど、それから数時間後、一応も抜けの殻の
巣を撮っておこうと上がって吃驚。
「何よ、卵があるじゃないの。何処を見ていたのよ!」
ガッカリして損しちゃった。
5月25日卵は5個
親鳥は食事にでも行っているのか留守。
カメラでは此処までが限度だけれど、覗き込んで確認したら卵は全部で5個あった。

親鳥の居ない隙に網戸にしようと上がったkiiさん、またもしおしおと降りてきた。
「もう親鳥が帰ってきていた...」
これでまた何週間か、小屋裏の暑さに耐えなきゃならないのよね。
posted by けい at 08:31| 奈良 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

鳥々レポート

「ヤマガラちゃん、巣立ったでしょうね...」
「孵化を確認してから、もう10日は経つものね」
道すがらそんな会話を交わしながら野迫川入り。
「やっぱり静かだね」

オオルリの巣立ちを見送ったときのような寂しさはないが、ヤマガラ君たちは無事に
飛翔できたかなと、ドジって落っこちたオオルリの赤ちゃんをふっと思い出している。
手の平に乗せて巣に戻したときの、プニョプニョしたやわらかさと温もりが甦って
くるようだ。
「巣箱、片付けたほうがいいよね」
そういいながら何気なく覗き込んで吃驚。
ヤマガラの雛1
バッチリ目線が合ってしまった。

「あらぁ、まだ逗留中だわよ」「なんだか長くない??」
孵化してから巣立ちまでは、2〜まれに遅くて3週間と書いてあったのだ。
ヤマガラの雛2

ヤマガラの雛3
身体には淡く黄色も見えてきたし、表情もずいぶんしっかりしてきたようだ。

親鳥はひっきりなしに餌を運んでいる。
今度のご飯はなぁに?
ひと家族で一日に数百匹の虫を食べるのだという。
一番多いのが蛾や蝶の幼虫なのだとか。
鳥たちがここで生息し営巣してくれるお陰で、農薬要らずの庭造りができるのだから
ありがたいこと。
その代わり、最近蝶の種類と数が激減したことも事実で、それはそれで少し寂しい
気がしないでもない。
まぁ、これは仕方がないことだが。

さて、親鳥が餌を持たずに枝に留まって雛たちに話しかけている光景も。
見守る親鳥
「頑張って飛んでご覧」「恐くなんかないんだよ」とでも言っているのだろうか?
長らく楽しませてもらってありがとう♪
いよいよ巣立ちの日が近いようだ。

でもそろそろ巣立ってもらわないとね。
気になって心ここにあらずの私と、親鳥に叱られてアタフタしているkiiさんは、
気疲れで少し参ってきたのだ。


LKの小屋裏の窓にスダレを掛けに行ったけれど、ガラス越しにちらりと姿が見えた。
キセキレイのかぁさんはただいま抱卵中。
キセキレイは抱卵中
驚かせては可哀想と、スダレは立てかけたままにしてきたが、大変だ。
あと何週間も、暑い小屋裏を網戸仕様にできないわけ。
ほんと、「しまった!!」だわ。

風光る庭を訪れた蝶たちのページ
posted by けい at 19:50| 奈良 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

鳥たちの今

「ヤマガラちゃんは、もう巣立ったんだろうね...」
そう言いながら巣箱を覗いて吃驚した。
瞬時だがチラリと見えたのは、確かに黄色い嘴。
数えてみると4〜5子誕生の様子。おめでとう!!
右に3子見えるけれど、左側に2子が居るみたい。
「アレッ、それじゃぁこの前のはまだ卵だった?孵化したんじゃなかったのね」
ヤマガラの雛1
初日は雨だったけれど、その中を濡れそぼって、必死に餌を運んでいる親たちの姿に
頭が下がる思いがしたわ。

kiiさんが出かけた後、こっそりとまた巣を覗く。
kiiさんには叱られるんだけれどね、好奇心には勝てなくて、ハイッ、深く反省して
おります!!
ヤマガラの雛2
一日ごとにだんだん開口部近くまで寄ってきて、伸びをしたり...。
ほらね、胴体も見えてるでしょ。

ヤマガラの雛3
親たちが餌を運んでくるのを待って、チチチチと小さな鳴き声がする。
黄色い嘴が上を向いていっせいに大きく開いてね、それが首を伸びるだけ伸ばして、
「ボクが先だい」「あたしよ」右端の子が一番強そう。
生存競争の厳しさは感じるけれど、それは横に置いておいて、まぁとにかく可愛い♪
覗き込んでいる場面を親たちが見たら、彼らの頭からは怒りの渦が立ちのぼっているに
違いない。
こっそり、そそくさと観察するので、ボケボケ写真をお許しあれ。

「かぁちゃん、お腹がすいたよ」「とうちゃん、もっと頂戴な」
えさ運びに大忙し
親たちはだんだん給餌回数が頻繁になり、忙しく飛び回っている。
餌を運んできたときの合図の鳴き方もとっても優しくて、今までには聞いたことが
なかったトーン。
これはオオルリのときもそうだったなぁ。
今度の野迫川入りでは、もう巣立った後なんでしょうね。

サニタリーの屋根裏に巣を作ったキセキレイ。
隙間からこっそり見てみる。
卵は現在三個を確認、まだ抱いている風でもない。
時々出かけるのは自分の食事時間なのかな。
キセキレイの卵は現在三個

帰ってきた...。
これがおかぁさんらしい。
キセキレイのおかぁさん
ガラス越しだから上手く撮れていないけれど、なかなかの美形だわね。

草引きに疲れたら鳥たちの様子を見て和んでいたけれど、彼らにしたらたまったもの
じゃないでしょうね。
見料出せといわれたら、家賃と相殺にしてもらおう。(笑)
posted by けい at 20:15| 奈良 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

オオルリ・ヤマガラ・キセキレイ

ヤマガラのその後は...。
ヤマガラの巣
ドア横の巣箱の中を、主殿の留守中にこっそり覗いてみた。
アレッ、いつの間に、これは卵!?孵化しかけてるの?
「コラッ、覗いたら親が神経遣うでしょ。可哀想だからそっとしときなよ」
ヘヘ、またkiiさんに叱られちゃった...。

オオルリは...。
オオルリ♂
姿は見せるけれど、ログの棚に巣を作っている気配はない。
確実に庭を餌場にはしているらしく、飛びまわっては声高らかに囀り、時々
美しい青を見せてくれる。
オオルリ♂
「俺ってバックシャンだろう?」

先日からキセキレイの睦まじい姿をしばしば目にしていた。
ログハウスの裏辺りから屋根を越えてよく飛んでくる。
最近チョコチョコ庭の中で見かけるよねと、そんな話をしていたところだった。
「けいさん、ちょっと来てご覧よ」
キセキレイの巣作り
指差す先には、「なによ、何にもないじゃないの」
「よく見てご覧よ」「何処?判んないよ!」
よくよく見るとなんとまぁ...。
キセキレイの巣作り
リビングキッチンと繋がるサニタリー部分との接合部には、手を付けられるようになる
までに台風などで雨が入らないようにと、応急で波板が張ってあるのだが、その下の
僅かな隙間に巣作りしている様子。
上からこっそり覗いてみようと、リビングキッチンの小屋裏から窓を開け...。
しめしめ、主は留守だ。
キセキレイの巣作り
現在巣作り進行中。
それでキセキレイが飛びまわっていたんだと納得。
キセキレイ♂
見張り番は父さんの役目のようだ。
キッとした凛々しい姿で、いつも奥さんを守っているような...。
鳥の夫婦愛、親子の情愛ってほんとうに温かく感じるね。

ところで、ヤマガラの巣を覗いたらkiiさんに叱られるでしょ。
巣箱に入る様子を写したくて、ロフトのベランダに早朝から陣取って居たわけ。
kiiさんはアマゴを釣りに行ってしまったし、ヤマガラもなかなか来ないし、
なんだかつまんないな...とブツブツ言いながらね。
そのうちにログの横でガサッと音がしたのだけれど、気にも留めなかったのよね。
またまたガサッ、ガサッでようやく何かなと振り返って吃驚した。
リスよ、リス!!
杉の切り株を下りようとしているところだった。
山に居るとは聞いていたけれど、今まで会ったことがなかったリス!!
つい先日、旭川の南さんからエゾリスの写真を見せていただいたところだったから、
即座にリスと判ったけれど、情けないことにカメラを持つ手は震えたままで
動かなかった。
でね、カメラを手にしていたにもかかわらず、画像はありませぬ。http://www.21style.jp/bbs/nosegawa/index.html

目線もバッチリ合って、火花が飛んだ気がしたわ。
まっこと、嬉しい出会いでした♪
posted by けい at 20:01| 奈良 ☁| Comment(12) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月29日

帰ってきたオオルリ

先日から美声で囀りはじめたオオルリに、今年も帰ってきてくれたと大きな喜びを
感じていた。
作業の手を休めて、つい聴き入っている二人である。

この日も「ほんとうにいい声だね」と惚れ惚れしながら耳を傾けていたそのとき、
「けいさん、カメラ、早く!!」とkiiさんが気ぜわしげに小さく叫ぶ。
指差す先、ケヤキのてっぺんにオオルリの姿が...。
慌ててカメラを取り、スイッチオンももどかしく構えるが遠い。
オオルリ

オオルリ
いっぱいに引いてこれぐらい。
左右を見ながら警戒中なのか...。

オオルリが建築中のリビングキッチンに巣を作ってしまったのは三年前のことだった。
それ以後も毎年この季節になると帰ってくるが、あの時に驚かせてしまったのか、
もうコリゴリだと思われたのか、声はすれども姿は見せず。
今年、雌はシラカバに瞬時止まっているのを見かけたが、雄はあれ以来初めての
御目文字だった。
遠くからでもその美しい青が目に鮮やかである。

2006年6月
【オオルリ夫婦の子育て】


感激の二人はかなり興奮気味で、気になって気になって、作業が手に付かない有様。(笑)
じつに困ったものだ。
お茶をしながらも、ついキョロキョロ見回してしまう。
決して他の鳥たちを忘れたわけではないのだが、あの子育てを間近でつぶさに見、
そして雛たちの初めての飛翔を傍らで応援して以来、彼らは私たちにとって格別の
存在なのである。

それが、である。
丸二年も声のみだった彼らが、今春は妙に庭を巡り出している。
木々を巡るそれが、あの年と同じパターンなのだ。
紅玉を渡り飛び、桜へ、桜からケヤキにとあの年もそうだった。
そして巣を作った。
オオルリ
「きた!!」
一番近いリンゴの木に姿を見せるのも同じ。

早朝にはログの傍らで雌の鳴き声もする。
鳴き方は雄よりも短いが、美しく優しい声はあの子育てのとき耳にして、リズムまでも
忘れられるものではない。

期待感を抱かせるような彼らの行動に、胸がわくわくしている。
前回に巣作りした棚は工事の進行に伴い外してしまったので、翌年kiiさんは
ロフトのベランダの上に棚を作った。(↓青い矢印の所)
使ってくれるかな
不細工なものを...と私からはかなりブーイングを受けていたのだが、期待も
虚しく、一昨年も昨年も利用してもらえる気配はなかった。
ひょっとして今年は??
でも、巣を作ってくれなくても、庭を餌場にして姿を見せてくれるだけでいい。

オオルリを目にして、ますます落ち着かなくなってきた二人である。
posted by けい at 21:00| 奈良 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月27日

ヒガラさん、こんにちは♪

先日からログハウスのドア横の巣箱に巣を作りかけていたヤマガラは、まだ作業を
続けている様子で、私たちが離れた隙にせっせと苔などを運んでいる。
巣作りにいつまで掛かっているのだろう?と少し疑問を感じて、主のいぬ間に
そっと覗いてみた。
入り口が狭くてはっきり見えないのだけれど、苔が嵩高くなってきたようだ。
邪魔したら可哀想だとkiiさんに叱られてスゴスゴ退散。

先日から探していた「森に生きる鳥〜ヤマガラのくらし」樋口広芳著/小峰書店刊
が出てきた。
(Amazonはイメージ画像がなかったので。)
森に生きる鳥
年に数回、孫たちにはその時々に見合った本を選んでひと箱を仕立て、送っている。
今回もその本の選択中、ふっと目を上げた絵本棚の上にこの本が横になっていた。
やっぱり、読みたい本は無意識のうちに手近に置いてあるものだなぁ。
たいしたものだと自画自賛。(することじゃないわね)
そりゃぁ、きちんと整理して、しかも記憶できていればいいのだけれど、最近は
なかなか覚えてなどいられない。

空き家だった二個の巣箱を見に行くと、一個には同じような苔が運び込まれていた。
もう一つには木の実がいっぱい...。
これはヤマガラの食糧庫?
秋から冬の間に蓄えておいた木の実を、生まれた雛に与える、ある島のヤマガラの
話も上記の本には載っているが、ここはその島ではないし、どこのヤマガラにも
その習性があるとはいえないし...。
まさかリスの食糧庫でもあるまいにと、思いを巡らせている。


鳥たちが訪れると、つい見上げる。
君は誰?「カワラヒワ」かな?
君は誰?


山椒の花芽が気になって様子を見に行く。
目の前にふいに飛んできたのがヒガラ君。
1メートルも離れていない山椒の枝に止まって、あどけない表情を見せる。
ヒガラ
ヒガラはほんとうに人懐っこい。
ヒガラ
「遊ぼうよ!」と誘ってくれても、おねえさん(?)は忙しいのよ。(笑)
posted by けい at 18:20| 奈良 ☀| Comment(8) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月10日

ヤマガラ

ヒガラの巣を乗っ取ったヤマガラは、セッセと巣作りに励んでいる様子。
主の留守の間にこっそり巣箱を覗いてみたら、苔がだんだん嵩を増している。

一羽が巣箱に直行すると、もう一羽が「ニィ、ニィ、ニィ」と鳴きながら見守っている。
囀りの「ツツピー、ツツピー」は可愛いけれど、地鳴きといわれる「ニィ、ニィ、ニィ」
はあまり美しくは聞こえない。
おまけに、小柄なのに大きな声である。
時々、ログの窓の先50cmほどのところをチョンチョンと歩く。
知らずにお互いに見合ってしまい、吃驚する場面がしばしばあるが、驚かせたく
ないので、そのときの私は固まっている。

ヤマガラはつがいで行動するのだと図鑑には書いてあるが、確かにいつも二羽である。
仲良し夫婦は微笑ましいものだ。
いつか昔、自分たちにもそんな時期があった、などと思い返しながら眺めている。
ヤマガラ
余談になるけれど、シジュウカラは一夫二妻、ウグイス、ミソサザイは一夫多妻
だそうな。
オオルリやヤマガラには一夫一婦の微笑ましい姿を見せてもらっているけれど、
ウグイスやミソサザイって、なんだかね。
庭の中にウグイスの幾つもの巣があるのを、ずっと不思議に思っていたのだが、それで
ようやく合点がいった気がする。

「森に生きるヤマガラ」(樋口広芳著/小峰書店刊)という本があり、読みたくて
ダンボール箱を幾つか探したが見当たらない。
こんなことばかりしているので、早く書庫が欲しいのである。
「家造りでしょ。田舎暮らしのあれこれに庭造りの手伝いでしょ。納屋も書庫も
早く欲しいんでしょ。たまんないよ」とkiiさん。
私は平然とひと言。「そうよ!」


庭に鳥たちが訪れるのは楽しいもの。
新しい訪れがあるたびに、歓声を上げる。
山の庭で確認している鳥たちはもう30種を超えるが、姿を容易に見せないものも
あるから、まだまだ住み着いた後の楽しみは大きい。
庭の主のオオルリやウグイス、ヤマガラやホオジロにヒガラ、昨年から仲間入りした
ミソサザイ、この季節になると、その囀りを早朝から夕方まで聞くことになるのだが、
煩いと感じるどころか飽きることもない。
鳥の声とせせらぎの音、この自然界のシンフォニーを聴きながら作業できるのは
なんと幸せだろう。

ところで、巣箱や給餌台を掛けはするが、私は給餌は冬場だけと決めている。
給餌することによる野鳥の保護は、本来彼らが餌としてきたものとは異なるものも多く、
また生態系のバランスを崩す一因にもなり兼ねないとか。
餌を与え続けることで、彼らの野生の本能を弱めることにもなるやもしれない。
ネットの親しいお友達には鳥に詳しい方たちも多く、以前からそう見聞して、
ありがたいことに多少は勉強させてもいただいた。
過干渉は対象を弱らせる元、これは相手が何であれ言えること。
それを踏まえて、彼らの野生を尊重し、控えめなファンであり続けたいと思っている。
posted by けい at 09:25| 奈良 | Comment(6) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月02日

ヒガラvs.ヤマガラ

「けいさん、大変だよ!」
kiiさんのその言葉にはいつもドキンとさせられる。
「今度は何が壊れたのか...」一瞬それが脳裏を掠めるのだ。

「エライことだよ」「早く言ってよ。今度は何??」
「入り口に巣箱が置いてあるでしょ。そこにさ、ヒガラが来てるんだよ」
「なぁんだ、鳥かぁ。脅かさないでよ。寿命が縮むじゃないの。それがどうかした
のでございますか??」
「だってさ、ドアから60センチしか離れていないんだよ」
巣箱
今回取り付け予定の巣箱が一個、ドア横の棚に置かれていたのだが、既に目を
つけられてしまった様子。

数年前のオオルリ夫婦の件を思い浮かべて、「大変だよ!」になったらしい。
オオルリがリビングキッチンの中に巣を作ってしまったときは、巣立ちの日まで
息を潜めて過ごしたものだったが、またまたドアの開閉にも気を使わなくては
ならない日々が来るなんてね...。

higara09-a01.jpg
せっせと苔などを運んでいる様子が可愛い。
一度枝に止まって暫し様子を見、それから一気に巣箱に入っていく。

それがである、朝のうちは確かにヒガラだったのに、枝からログの手すりへ、そして
巣箱へと入るのが、いつの間にかヤマガラに変わっているのだ。
これって巣箱の乗っ取りじゃないの?
ヒガラは苔を口にしたまま、ヤマガラに追われて右往左往する始末。
攻防戦に決着がついたと思っているのはヤマガラだけで、ヒガラは未練がましく
離れようとしない。
こんな冴えない場所においてあるものを、よほど気に入ったのか。
ヤマガラ
時々ヒガラを追い払いながら枝に留まって見守り、警戒を怠らないのは雄なのか。
もう一羽が巣箱の中に出入りして、セッセと巣作り中の様子。

そんな...。
他人(他鳥か)のを横取りしなくても、まだ空き家の巣箱が幾つもあるじゃないのよ。
そりゃぁ、好いた所が一番なんでございましょうが、先住者のの居住権というものも
あるでしょうが?
可哀想なヒガラさん。
「ここに巣箱の空きあります」と看板を上げてやりたくなる。
但し、数に限りがあります。入居はお早めに...。
posted by けい at 00:00| 奈良 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月01日

ヤマガラさん、ようこそ!

庭では鳥たちが賑やかに囀りはじめている。

「寝転がって鳥たちの鳴き声に耳を傾け、風のそよぎや木々の葉ずれの音を聞き、
空行く雲を眺めていたい。傍らにはコーヒーと数冊の本」
これが私の願望なんだけれど、そうはいかないのが田舎暮らし。
田舎暮らしは優雅で贅沢だなどと申される御仁もいたけれど、とんでもない。
田舎では自助努力が基本だから、何しろ多忙なのである。
でも時々は、こっそり鳥たちの様子も眺めていたいもの...。

ログ前の枯れ木に設置した巣箱に、ヤマガラがやってきた。
様子見ですか?
何度も飛んできて様子を見ている。
安全確認をしているのかな。

ようやく次の段階へ。なかなか用心深い。
空いてるのね

中を覗き込む。
そんなにしつこく見なくたって判るだろうに...。
中の様子は?
決めるのか止めとくのか、ハッキリしなはれ。

「あら、結構いい感じよ。此処に決めようかしら」と言ったのか、「おい、来てご覧。
この家は住み心地がよさそうだよ」なのか、雌雄が解らないから、そこのところは
定かでない...。
いい感じよ

カメラを抱えて隠れている私は、「早くしてよ」とイライラもピークに...。
作業山積で後がつかえているのに、じっと待ってなどいられない。
だから私は鳥の写真が苦手なのだ。

散々思案の末に、やっと一軒お借り上げ♪
お邪魔します
恋なと愛なとお好きなように囁いてくださいまし。

これからの庭の中は迂闊に歩けなくなる。
草を引いている頭の上で、喚きたてられるのでたまらない。
特にウグイスが巣を作り出すと、激しく叱られるので心悪い。
「怪しいものが来た、注意せよ、注意せよ!!」
もうそろそろ、主の顔を覚えてもいいんじゃないの?
posted by けい at 00:00| 奈良 ☁| Comment(10) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

やぁ、がま君

散り積もった落ち葉を寄せていたら、なんだこれは?
庭の主のガマガエルがいつもの場所から姿を消してしまったので、もっといい住みかを
探して旅に出たのかと思っていたら...。
こんな所で眠っていたのね。
gama01.jpg
ガマガエルは別名なんですね。
正式の名前はニホンヒキガエル(日本蟇蛙)というのですって。
ヒキガエルとガマガエルは別のものだと思っていました。
別名がガマ、ヒキ、イボガエル、ゴロタなど。

急に寒気にさらされて、もぞもぞ動き出したガマ君。
慌てて落ち葉を戻しました。前よりたくさんかけたから重くなったかもね。


これはカマキリの卵が産み付けられている卵鞘(らんしょう)。
この中に数百個の卵があるそうな...。
kamikiri04.jpg

このカマキリは優れた気象予報官。
雪の量を察知する不思議な能力をお持ちです。
昨冬は野迫川にしては雪が深く、消えることがない白の世界が続いたのですが、
カマキリの卵鞘は1mほどの高さに産み付けられていました。
今年は地上15cmに。
こんなに低いことを考えると、雪が少ないのか。
雪が少ない年は冷え込みがきついのだけれど、ウゥ・・・、ブルブルッ。
でもこのカマキリの予知能力、なぜそういう力があるのかは解明されていないそうです。
生きものの本能というのは凄いものですね。


ところで、前述のがまくん。
不気味な姿の割りに、なぜこんなに親しみを感じるのかというと、多分それは
アーノルド・ローベル著の下記の絵本の影響も大きいのでしょうね。
娘や孫たちも幼い頃から親しんできた絵本です。
彼女たちにアーノルド・ローベルの本を最初にプレゼントしたのは「どろんここぶた」
そしてこのかえる君とがま君のシリーズも親しんでもらいたかった本。
楽しんで何度も繰り返し読んでいるそうで、嬉しいです。
勿論私の手元にもしっかり一揃いが...。

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posted by けい at 22:47| 奈良 | Comment(10) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月22日

ログハウスの住人たち

いつの間にリビングキッチンに入り込んだものか、大きな見慣れない蛾。
「ここで越冬する気なのかな」「それにしても、大きくて色鮮やかだね」
「ひょっとして「ヤママユガ」なんてことはある??」

以前から、住み着くようになったらヤママユガを探してみたいと話していたのです。

ヤママユガの幼虫はクヌギ、コナラ、クリ、カシなどの葉を食べるそうで、この辺りにも
いるに違いないと...。
ヤママユガ(山繭蛾)はテンサン(天蚕)とも呼ばれ、脱皮を経過して美しい緑色の
繭を作り、その繭から取れる絹糸は「天蚕糸」ともいい、希少価値もあって、
「繊維のダイヤモンド」と称されるそうな。
普通の絹糸と比較すると光沢も丈夫さも数段優れ、手触りのよさもとてもよいと聞く。
一度でいい、その輝く緑色の繭に出会ってみたいと、ずっと憧れていたのです。
虫は苦手ですが、この天蚕だけは別ものです。

このヤママユガはヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」に登場しますね。
そこでヤママユガとされているのは、実際にはヤママユガの仲間のクジャクヤママユ
なのだそうですが、蝶好きの少年が、金持の少年のコレクションからそれを盗む。
そんなお話でしたっけ? 
原題は「夜の孔雀の目」だとか。
青春の日に読んだ短編への懐かしさも重なって、ヤママユガへの憧憬は深いものが
ありました。

ga01.jpg
何度も何度も図鑑とにらめっこ。
似てはいるのですが、希望、願望とは異なって違うんですよね。
よくよく見たら、ヤママユガと同じヤママユガ科のウスタビガ(別名ヤマカマス)
の雌と判明。
な〜〜んだ...、ガッカリ。

でも待てよ。調べていてこんな項目に行き着きました。
「野蚕(やさん)」
『家畜化された蚕(家蚕)の対義語。絹糸を生成する野生の昆虫の総称であり、
クワコ、ヤママユ、ウスタビガなどが知られる』
え〜っ、それってどうよ!! これも絹糸になるということ??
俄然、色めきたった私たちです。
どんな色の繭なんだろう、生態なども詳しく調べて、野蚕探検をしなくっちゃね!!


ログハウスやリビングキッチンの中には、いろんな虫たちが寒さを避けて集まって
きます。
床板張りの邪魔になるので、道具類を置いてある棚を移動していた際のこと。
ブロック壁にたくさん張り付いている、不気味な黒い固まりを見てギョッとしました。
tentou01.jpg
近づいてみるとてんとうむしがいっぱい。
「急に棚を外されたら寒いやないか」「かなわんなぁ、いい加減にしてや」
彼らの声が聞こえてくるようです。
tentou02.jpg
テントウムシと判ると途端に不気味さが可愛さに転じるのだから、私もかなり
ゲンキンです。
「カメムシはとことん嫌われものなのに、テントウ君たちには扱いが違うんだね」
そりゃぁ、益虫と害虫ですもの、仕方がないですよね。
それに、見た目もかなり違いますし...。

陽だまりで床板にへばりついていたのが「ハヤシノウマオイ」君。
秋の盛りのあの煩いほどの元気ぶりはすっかり影を潜め、静かにヒッソリ。
umaoi01.jpg
こんな時期に見たのは初めてなのですが、バッタやキリギリスなどの虫たちは越冬
するのでしたっけ?
そりゃぁ、テントウ君やカメムシも越冬するのだから、どこぞで冬を越しても
不思議はないかもしれませんが...。
こういうことに関してはまったく無知です。
posted by けい at 09:54| 奈良 ☀| Comment(10) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月01日

ホオジロやソウシチョウや

近頃はまぁ、なんと賑やかなことか...。
鳥たちの訪問がかなり頻繁な山の庭です。

ソウシチョウは最初2羽だったものが、今は10羽ほどになっています。
「お願い!! 遊びにくるのはいいけれど、棲みつかないでよね」
私たちにも、好みというものがいくらかはありまして...。(笑)
sousi03.jpg

sousi04.jpg
近くまで寄ってくるのですが、光の少ない朝方で、それも陰ばかり...。
まぁ、以前の写真よりはいくらかマシですよね。

ホオジロもヒガラ、ヤマガラ、シジュウカラとともによく訪れる鳥。
庭の中に巣も作ります。
鳴き声は「一筆啓上」で有名ですが、でも、近くで付き合っていると、囀りの
バリエーションがとっても多いのに吃驚させられます。
もっとも、そのバリエーションが一番多いのはオオルリなのですが...。
hoojiro02.jpg
白い眉斑と頬線が特徴です。

蜘蛛は虫を食べてくれるので嫌いではないのですが、姿は不気味だし、
まれに毒を持つものがあるので、あまり近づきたくはありません。
ブルーベリーを摘みながら見つけたのがこれ...。
kumoa01.jpg

kumoa02.jpg
足を伸ばしたら、まぁなんと長いこと。
図鑑と首っ引きで調べたのですが判明せず、総称の「蜘蛛」でいいことにしておこう...。(笑)

でも、ご存知の方は教えてくださいね。
posted by けい at 07:50| 奈良 ☀| Comment(6) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月24日

アオゲラさん、こんにちは。

「けいさん、早く!」kiiさんの抑えた声が聞こえる。
最近はもう慣れたもので、その声が聞こえたときは返事より先に「カメラ、カメラ」
慌てて外に出ると、指差す先にアオゲラさんが居る。
無心にタラの実を食べている様子。
aogera02.jpg
こんなに近くで見ることができたのは久しぶりです。
前頭から後頭に綺麗な赤が入っているから雄ですね!!
aogera03.jpg
キツツキのドラミングの音は、静かな山間に心地よく響いてとても好きなのですが、
「ケッ、ケッ、ケッ...」と大きな声で鳴かれるたびに、笑われているような
居心地の悪さを感じてしまいます。(笑)

aogera01.jpg
しつこく眺めていたら彼も気付いたのか、「ケケケケ・・・」と大きく鳴いて
飛び去ってしまいました。

感激の二人は暫し、声もなく佇んでいました。

「オオアカゲラにも会いたいね」「なかなか、こんなに近くまで来てくれないものね」
そう、オオアカゲラも居るのです。

最近、訪れる鳥の種類が増えて、それもこんなに間近まできてくれることが嬉しいです♪
私たちも風景の一部だと認知されてきたのかな...。
posted by けい at 17:41| 奈良 ☁| Comment(6) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月17日

イノシシ現る、自然薯掘ろう

山の庭にはいろんな獣が現れます。
鹿やカモシカは草花や木々の新芽を齧り、木肌を剥き木を枯らす困りものなのですが、
それ以上に難儀なのがイノシシ軍団。
数年前に横暴の限りを尽くして以来、この二年ほどは音無しの構えだったのですが、
そろそろ自然薯やユリ根、ミョウガやホトトギスの根が食べごろだろう、ミミズや
モグラやネズミも増えてきただろうと踏んだのか、どうして彼らはそんな勘が
働くんでしょうね。

初回の洗礼では、ミツバツツジとコシアブラやヒメシャガの小山が、ずたずたになりました。
彼らの丁寧な(?)仕事ぶりをご覧ください。
sisi01.jpg
ツツジもコシアブラもなぎ倒され、株元で増えていたアヤメやヤブカンゾウなど
姿もありません...。
sisi02.jpg
こちらはヒメシャガが増えていたエリア。
「な〜んにもない、なんにもない...」
じつに見事ではありませんか。

シカたちの訪問などいかに可愛かったものか...。
さて、11月15日から狩猟解禁なのですが、それまでにどれほど被害が拡大するか、です。

イノシシに食べられる前に、自然薯を掘ってみようとkiiさん。
yamaimo01.jpg
自然薯掘り初体験は難渋を極めました。
細いツルを辿って掘り進むのですが、幾重にも重なって複雑に成長してきたらしい自然薯は
複雑怪奇な姿を現しました。
「これを種芋にして、自然薯畑を作ろう!!」と意気込むkiiさんです。

週末にイノシシの作業振りを見るのが恐いなぁ...。
posted by けい at 16:04| 奈良 ☁| Comment(8) | TrackBack(0) | 生きものたち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする